090305

岩手がショーンオブザデッドとか、ホットファズとかを知ったらしいわ。
あいつらは、ジョージAロメロからもそのゾンビ愛を認められ、ショーンオブザデッドの後にランドオブザデッドにエキストラとして出演を果たしてる、その世界では凄い勢いのある馬鹿コンビや。
ホットファズは一見馬鹿映画のようで、実際馬鹿映画だがその小道具一個に対してまで徹底したこだわりで、映画秘宝では昨年のベストに挙げる奴も多い隠れた傑作や。
ちなみに当初日本公開予定は無かったんやが、秘宝読者多数による公開熱望の投書多数で公開にこぎついたという逸話且つ実話がある。
タランティーノの傑作映画グラインドハウスの中で、著名監督達による嘘っぱち映画予告編が作られたが、その中のドントという予告を担当しているのもこいつらや。
これは昔のヨーロピアンホラーの香り漂う、血みどろなあの映画の中にあって唯一中々上品な臭い漂う傑作アホ予告や。
ホラー映画でやってはいけない事を次々としちゃうアホな主人公達に向けて、ドント!ドント!と繰り返し、最終的には息すらするな!という中々パンチの効いたジョークやったわ。
馬鹿馬鹿しさだけならホラーファンにはソッポ向かれるかもしれんが、こいつらの映画オタク度はあの変態タランティーノも認める程や。
タランティーノ組の中で、ホステルのイーライロスがぶっ殺し専門やったら、こいつらはアホ専門出来る知識とセンスがあると思うわ。
俺はゾンビ映画は結構見てるが、やっぱりゾンビは走ると何か違うわ。
真綿で首を絞められる感が無くなって、サスペンス色ばかりが濃くなってまうねん。
あの思考する余裕はあるねんけど、どう考えてもお先真っ暗や〜・・と嘆く主人公達が、窓からふと外を見やったときに一面に広がる死者の群れ(ナメてかかると意外に強い上、数が半端ではない。
あれがいいんや。
ホラーっちゅうのはハラハラ感だけやない、絶望感・閉塞感・息苦しさも重要な要素やと思うわ。
もうじき遂にロブゾンビの「ハロウィン」がDVD発売や。
今日は時間無いから、明日からちょっとホラー映画について語ってみるか。